まこネット Maconettes

本堂誠の生活を綴るブログ。

2013年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年05月

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警告!波動の上で WAN!NG"Sur Onde"

言葉通り、開いた口が塞がりませんでした…
今でも興奮が冷めません。

凄まじいコンサート、いや、あの場合はテアトルと呼んだ方がいいのでしょうか。

RIMG0294.jpg

WAN!NG collectif de musique
"Sur Onde"
Vocale/Tatiana Probst
Flûte/Samuel Bricault
Saxophone/Carmen Lefrançois
Euphonium/Vianney Desplantes,Corentin Morvan
Accordéon/Sébastien Innocenti
Ondes Martenot/Nathalie Forget
Piano/Alvise Sinivia
Les yeux(照明?)/Benjamin Maignan
Les oreilles(音響?)/Thibaud Lalanne

Programme
Improvisation,Entrée en Matière
Gérard Grisey/Accords Perdus
Olivier Messiaen/L'eau
Philippe Leroux/Un lieu verdoyant
Improvisation,Propagation
Toshio Hosokawa/Birds Fragments 3b
Improvisation,Goutte
Tristan Murail/Tigres de Verre

CNSMの第三課程に現在在籍しているカルメン・ルフランソワさんから案内をいただいたこのコンサート、演奏がもちろん素晴らしかったのは言うまでもありません。
プログラムも一貫性があって、間に即興が入ることでよりコンセプトがわかりやすくなっていました。

しかし何に驚いたかというと、演出。



日本のライブハウスのような小さなスタジオで、真っ暗になった会場、客席を囲むように配置されたメンバー。

文面からじゃこの驚きを伝えられそうにありませんが、タイトルに"Warning(注意)!"とあるように、初めの即興が始まって少しした頃…




"ギュイィィィィィン!!!!!"




と、突如左隣で電動カッターを鉄に打ち付け火花をこちらに飛ばし始めたのです!!!
(ちゃんと客席との間に透明ビニールの幕がありました。しかし自分の席からの距離は約2メートル。火花が飛び越えて飛んでくることもありました)
他の奏者も現代奏法を駆使して、会場はさながら工事現場。

会場の入口に耳栓が用意されていた理由がこのとき初めて発覚したのです。

日本じゃまずできない、というかフランスでもできるところは余程心の広い理解のある人がいる場所でしょう。


この時点で既にアウトですが、さらに明滅するライト。

自分が小学生の頃だったと思いますが、あるアニメの発光映像のために気分が悪くなったという事件がありました。
その危険なやつです。これもアウトです。

さらにフルートとアコーディオンの曲ではなにやら怪しい香りのする煙を焚き、会場に煙が充満。
驚きなのはその中で超絶に激しい曲を咳き込まずに吹ききった演奏者。
素晴らしいですが、あの煙の量はアウトです。




ということで見事にスリーアウトをかましたコンサートにぶったまげた訳です。

他にもカルメン一人の即興で、器に溜めた水にソプラノサックスの先端を入れて音を出すという特殊奏法、口に水を溜め込んで楽器を上に向けて吹くことでブクブクといった音を出す特殊奏法など、カルメンは"サックス×水"のスペシャリストになっていました。




良い子のみんなはマネしないでね!!
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| 未分類 | 18:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ムシュー・ショコラ Monsieur Chocolat

素敵なお店で、素敵なチョコレートを買ってきました。
RIMG0290.jpg

昨年の11月に行ってきたサロンドショコラにも参加されていたそうなのですが、その時は知りませんでした。
このお店を知るきっかけとなったのは、先日までドミトリーハウスに一緒にいた方からの情報でした。
おみやげにどうしてもここのチョコレートが良いと頼まれたそうで、よほどお気に入りだったようです。

ご夫婦でショコラティエをされているのですが、奥様が日本人なんです。
とても感じの良い方で、買いに伺ったときは調理室から表に出てきていただいて、各種チョコレートのご説明から、お店を開くまでの苦労話、5月には2店舗目がオープンするというお話まで、色々お話を聞いている内に応援したい気持ちになりました(笑)
"地球の歩き方に掲載されるのが夢"だったそうで、今ではバッチリと紹介されるようになっています。

チョコレートの写真はあえて載せずに、ぜひ実物を見ていただきたいのですが、このお店でなければ味わうことのできない、"わさび"風味のものや、"梅しそ"味のものなど、むしろ外国人向けの一風変わったプレゼントとして良いかもしれません。

どちらも強すぎず弱すぎず、絶妙なバランスでとっても美味しかったです

| スイーツ Des Gateaux | 18:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ドナルド・シンタ・カルテット Donald Sinta Quartet

4月8日のサックスクラスのクラスジェネラルでアメリカのドナルド・シンタ・カルテット(Donald Sinta Quartet)の4人によるプレゼンテーション、演奏を聞きました。
メンバーの一人に紹介の許可をもらいましたが、ぜひ日本でも多くの人に知っていただきたいと思っています。
ミシガン大学でドナルド・シンタ氏の下で学んだ4人によるカルテットです。
soprano. Dan Graser
alto. Zach Stern
tener. Joe Girard
bariton. Danny Hawthorne-Foss
(ごめんなさい、日本語表記はわかりません…)
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ウェブサイト Donald Sinta Quartet Home


今、アメリカのクラシカルサックス界がとても熱いそうです。
アメリカで有名なサックス奏者と言えば、ユージン・ルソー氏、フレデリック・ヘムケ氏、オーティス・マーフィ氏、ケネス・チェ氏などの名前が挙げられるかと思います。
しかしドナルド・シンタ氏の名前を聞く機会と言うのはなかなかなく、このクラスジェネラルがあったからこそ自分も知ることとなりました。
"アメリカにダブルタンギングを持ち込んだのドナルド・シンタ氏である"と講義中の内容にあったと思います。

そしてこれら世代よりも若い世代、今アメリカのNew School("新たな楽派"と訳したら良いのでしょうか…)として注目を集めているのがティモシー・マカリスター氏である、とドゥラングル先生は話していました。
同時に彼を含むカルテット、プリズム・サクソフォン・カルテット(Prisme Saxophone Quartet)も同じく新たな世代を牽引する存在となっているようです。
さらにマカリスター氏よりも少し若い世代に当たるのがこのドナルド・シンタ・カルテットの面々です。

今回のプレゼンテーションで注目すべきなのは、いわゆるスタンダードと呼ばれる曲が一曲もなかったことでしょう。
全てがアメリカ人の作曲家による作品で、自身の委嘱作品やプリズムSQのための作品などを披露していました。
ソプラノを担当しているGraser氏は作曲家コンクールを企画して、サクソフォン・カルテットのためのクリエーションの機会を設けていることも本当に素晴らしいと思います。

曲の特徴としてはリズムに訴えるものが多かったように思います。最近のアメリカ音楽の特徴なのかわかりませんが、3人または4人でリズミカルな音形を演奏する(おそらく5連符や7連符はない)というのはなかなかの迫力があって、ジャズの国ならではの影響もあるだろうと感じました。
しかし聞こえてくる響きはリゲティのようだったりクセナキスのようだったりで、非常に面白かったです。



アメリカと言えば、オーバートーンを利用したフラジオの練習や、マウスピースで音階を作る練習など、非常に合理的なものが多く研究色が強いイメージがありましたが、新曲がこれほど多く生まれていることは知りませんでした。
日本に入ってくる曲はやはり西欧のものだったり、国際コンクールなどを通じて得た情報からの作品だったりが多いですよね。


フランスでアメリカのサックス界を知ることができる、貴重な機会でした。

| 未分類 | 18:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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天と地の間で Entre Ciel et Terre

このタイトルはコンサートのテーマであり、またひとつの曲名でもあります。

Entre Ciel et Terre,Sequence(s)
Oevres de Berio,D'Adamo et Castellarnau
Textes de Dante et Ungaretti

Nicolas Arsenijevic,Saxophones
Florentin Ginot,Contrebasse
Chia-Wen Ou,Flûte
Hervé Péjaudier,Récitant

Programme
Luciano Berio/Sequenza Ⅸb
Carlos de Castellarnau/Translitération Ⅱ
Luciano Berio/Sequenza ⅩⅣb
Daniel D'Adamo/Ciel et Terre
Luciano Berio/Sequenza Ⅶb

同じサックスクラスのニコラから案内をもらったコンサートです。
なんと二つのセクエンツァを暗譜で演奏、しかもダダモの曲ではバスサクソフォンを扱いこなしていました。

全て現代の曲で重いプログラムのように感じますが、やはり演奏したことがある曲や良く知っている曲、ベリオのセクエンツァ2曲を聴くとほっとします。
それだけではなく、このコンサート演出の特徴として"語り手"がいたことも張り詰めた空気を和らげていました。


曲と曲の合間で、まるで昔話を聞かせるように語っていました。(ただし何を話していたのかはわかりませんでした)
ステージに用意された机とちいさなランプの灯りある席にその語り手はずっといて、演奏中もうなずいたりリズムに乗ったりしながら耳を傾けている、コンサートというより演劇に近いように感じました。

このような演出の工夫をフランスで学びたい思っていたので、現代音楽の魅せ方のひとつとして勉強になりました。
企画したのはほとんどニコラだそうで、本当にすごいと思います。

それからダニエル・ダダモの作品を聴くことができたことも経験として良かったです。今も現役で活躍しており、IRCAMとの関わりも深い作曲家なので、今後もどのような作品を残していくか注目していたいと思っています。

| 未分類 | 19:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ルノートル Lenôtre

スイーツ巡り、第2弾となりました。
特に目当てのお菓子があったというわけではないのですが、どうしても1度は行ってみたかった"ルノートル"へ行ってきました。

以前ブログ内でお世話になっていると少し紹介したスイーツ本、"指差しYUBISASHI パリ×スイーツ"の初めに載っているお店で、昔は日本でもお店を展開していたそうなのですが、今は完全に引き上げてしまったためフランスでなければ食べることができないお店となってしまいました。

パリ市内にもいくつか店舗がありますが、今回行ったのはシャンゼリゼ通りにあるお店。
シャンゼリゼ通り店には料理体験コースもあるそうで、自分が作ったものを食べることができる、フランス料理のレシピを学ぶことができる料理学校としての一面もあるようです。

店内はシックな雰囲気でゆったりとした空間の広い間取りでした。
注文したのはラズベリーのタルト。
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いたってシンプルなお菓子ですが、驚いたのはタルト生地の方です…
程良い暖かさを保っていて、ふんわりサクサク、タルトのイメージが変わりました。
自分が今まで食べてきたタルトというのは冷蔵された、それも生地部分が固めのものばかりです。
もちろんラズベリー自体もとてもおいしくて、これほど実がしっかりとついたラズベリーを食べたのもこれまた初めてでした。

チャンスがあれば別のお菓子を食べにまた訪れたいお店で、大満足です

病み上がりの体に、小さな幸せのひと時を。

| スイーツ Des Gateaux | 23:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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イエンフルエンザ une bonne grippe

こちらに来てから初めて大きな病気にかかりました。

インフルエンザのことをフランス語では"グリップ(Grippe)"と呼んでいます。
1月か2月頃だったか、サックスクラスの中でもグリップにかかった人はいましたが、この時期ではおそらく僕が最初の感染者、という訳で若干周りにも移してしまったようで本当に申し訳なく思っています。

それにしても今回ほど人生で最も死に近付いた瞬間はなかったと思いました。

病院にも初めて行きましたが、これも友人の紹介がなければすぐに診てもらうこともできませんでしたし、今はドミトリーハウスで生活をしていますが、一緒に住んでいる人におかゆを作っていただきましたし、本当に周りのみなさんのおかげで生きているんだと実感しました。



ほんの少しですがドミトリーハウスで演奏させてもらいました。喜んでいただけたようで、少しは感謝の気持ちを伝えられたかと思っています。

留学を終えた際には、留学するに当たって応援してくれた方々に感謝の気持ちを伝えなければ、そのためにも今精一杯勉強しなければ、と想いを新たにしました。

| 未分類 | 23:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ウイユ・ドゥ・モスク l'Oeil de Moscou

フランス語で面白い表現を見つけたので、載せてみます。
直訳で"モスクワの目"なのですが、日本語で検索してもサッカーの『本田が大活躍!!』しか出てきません。もっと別に良い訳があるのだろうか…


冷戦時代のソ連が国民を監視して窮屈な社会を強いていた、その様子から監視する、見張るなどの意味があるそうです。


一体どんなときにこの表現が出てきたのかというと、ドゥラングル先生の講義の中です。
私たちが、例えばコンクールや試験を受けるときが正にそのような状況、まるで監視されたような状況で演奏をするため、音楽となかなか深い関係性がありそうですが、この"モスクワの目"にはそこから派生して"大きなストレス"というような意味も含んでいるような気がします。


その時代のソ連を揶揄したような言い回しがフランスっぽいなと思ったのでした。

| 未分類 | 23:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アトリエ・コンサート キュルシュス1 Atelier-Concert Cursus 1

初イルカムでした!
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これがかの有名(?)なイルカム…だったのですが、あまりの影の薄さにどこにあるのか見つけられず、思いっきり通り過ぎてしまいました…

外見とは裏腹に、中はやはり先端技術が組み込まれている、といった印象です。
特にキューブ型のホールはまさに先端音楽専用のホールでした。
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※迷ったため最初の曲に間に合わず、小窓から撮影。

客席の中央後列に設置されたパソコンたちや客席を取り巻くように配置されたスピーカーたちは大分見慣れてきた光景ですが、驚いたのは部屋全体の壁が可動式になっていること。
おそらくあれはホール全体の響かせ方を変える、言わば客席側の反響板だと思います。その設定を作曲家が指定しているのかまではわかりません。

今日のコンサートはCNSMの作曲科の学生たちによる、1人の演奏者とエレクトロニックのための作品のコンサートでした。

アトリエ・コンサート キュルシュス1
Atelier-Concert Cursus1
avec les eleves du Conservatoire narional superieur de musique et de danse de Paris

German Alonso/ecce Saturnus(anti-Cronia)
Carl-Emmanuel Fisbach/Bariton Saxophone

Antonio Juan-Marcos/El Afialdor
Marie Ythier/Violoncelle

Pierre Stordeur/Dorifting[...mirages~]
Noe'mie Bialobroda/Alto

Pablo Galaz The'or'eme R
Elsa Dreisig/Soprano

Maija Hynninen/Apr'es tel fe'vrier
Anai's Bertrand/Mezzo

Blaise Ubaldini/Sunbathing
Tatiana Probst/Soprano

サックス贔屓だからかもしれませんが、German Alonso氏のサックスのための作品が特に面白く感じました。
一度もマウスピースを使わず、金管楽器のように唇を震わせて音を出す奏法や、息の音、キィノイズなどだけで構成されていて、私の印象は"電子の嵐"。かなり激しい曲でした。

演奏者のカール=エマニュエル・フィズバックさんは現在第3課程のDAIに在籍しているため学内で会う機会はあまりないのですが、伊藤あさぎさんと同期だということで早いうちから知っていました。
この激しい曲も彼の表現力と相まって素晴らしいものになったのだと感じています。


聞いている側も立体感のある音の中にいるのでとても楽しいのですが、いつか演奏する側を体験してみたいと思うコンサートでした。
来週も第2弾、寛絵さんの演奏もあるようですので、楽しみにしています!

| 未分類 | 22:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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家運 La Chance de Logement

こちらに来てから3件目の家となります。と言っても今回はドミトリーハウスでの滞在なのでちゃんと"家"と呼べるかどうかは微妙ですが。
5月からは学校に紹介してもらった新たな家(寮)に入る予定です。
今回急な引越しをしなければいけなくなった理由、それはズバリ『ブラック物件』です。


先輩に充分お叱りをいただきましたが、まず家賃の支払いは現金では行わないこと。
支払いに応じてそれを照明できるような書類をもらうこと。


まずこの物件をどこで見つけたのかというと"ユーロエステート"というインターネットで賃貸を探すときに割とすぐに見つかるサイト。
先輩や友人がここで見つけた物件を利用している、という情報を得ていたので信頼してお願いをしましたが、この結末です…
移る前にしっかりとした契約をするかどうか、確認した上で引越しをした方が確実です。口約束ではダメです。

この時点でストップをかけておくべきだったのですが、比較的安いという重要な要素もあったのでサクサクと移ってしまいました。
新たに引越しをする流れになった理由は、移り住んでからすぐ、"ガス電気代の支払い証明"を要求したことが事の発端でした。
結構しつこく言ったのですがいつまで経っても渡す気配がなく、結局最後までもらえずじまい。
この支払い証明というやつがこちらで生活をする上で非常に大事で、移民局に滞在許可の申請をする際や、銀行の口座開設の際にも必要になってきます。

初めに引越しをするという話をしたときに、敷金を返してもらえそうにない雰囲気だったのですが、先輩の手助けのおかげで無事返金してもらいました。


日本にいる間、"衣"と"食"は意識しても"住"は当たり前のようにあるものだと認識していましたが、改めてその重要性を知りました…両親に感謝です。

| 未分類 | 22:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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