まこネット Maconettes

本堂誠の生活を綴るブログ。

2013年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年01月

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レ・デザクセ Les DéSAXés -mystère sax-

2009年、夏。

フランス、ギャップで開催されたスタージュに参加し、毎日充実したレッスンと、毎晩開かれるコンサートにひたすら感動していた、その中休みの日曜日。

"今日はいつもの教会じゃなくて、少し歩いたところにあるホールでコンサートがあるらしい。"



…しかしそれはコンサートではありませんでした。

初めての"テアトル"というジャンルの経験、衝撃(笑撃?)の連続。

もう一瞬で大ファンになりました。



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今回のデザクセの新たなスペクタクルはお笑いだけではなく、来年迎える"アドルフ・サックス"生誕200年に敬意を表しての内容で、選曲もサンジュレーの四重奏曲や、ヴィードフの小品など、サックスを知る人にはたまらないものになっています。

何よりもサックスという楽器への愛に溢れていて、もう最後は涙なしには見れませんでした。

Youtubeに前回のスペクタクルがたくさんアップされていますので、興味がある方はぜひ見てみてください。
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スタジオからステージへ du Studio à la Scène

初めてクラシックダンスを見ました!しかし大きなインパクトがあったのはコンテンポラリーダンスでした(笑)

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CNSMの企画による、ダンサーとミュージシャンの学生がコラボレーションするプロジェクトです。
幸いなことに今年度はダンス伴奏科に在籍している友人と仲良くさせていただいたり、また別のプロジェクトでダンサーと一緒に演奏させていただいているので、より親近感を持って鑑賞できたと思っています。

ナイト・ジャーニー・コーラス/Night Journey Chorus
 振付/Chorégraphie :Martha Graham
 音楽/Musique :W.シューマン/William Schuman

セプテット/Septet
 振付/Chorégraphie :Merce Cunningham
 音楽/Musique :E.サティ/Eric Satie
        梨の形をした3つの小品/3 Morceaux en forme de poire

リモン・エチュード/Limon Etude
 振付/Chorégraphie :Carla Maxwell
 音楽/Musique :F.シューベルト/Frantz Scubert
        糸を紡ぐグレートヒェン/Gretchen am Spinnrade

春の祭典!/Sacré Printemps !
 振付/Chorégraphie :Cristiana Morganti
 音楽/Musique :I.ストラヴィンスキー/Igor Stravinsky
        "春の祭典"より第1部/The Rite of Spring part 1


インパクトその一。

ダンスと言えば"白鳥の湖"というイメージを持っているド素人な私ですが、まずはサティの音楽による"セプテット"でクラシックダンスの新たな見方を知りました。
最近のうちにサティの家へ行ったこともあり彼の音楽を知ったためか、若干斜めに見ているような音楽をそのままダンスに当てはめて見てみると、案外その見方は間違っていないのかもしれないと感じました。
踊りに激しさはないのですが、ただただ人間という形の曲線の美しさや、数人によって作り出される何らかのオブジェによって魅せるというスタイルだったと思います。

インパクトその二。

初めて見たダンスが"春の祭典"という変わった経験を持っている私ですが、今回の春の祭典の振付、音楽共に、期待を裏切らない素晴らしいものだと感じることができました。
春の祭典のテーマである"生け贄"という軸は変わらずあるのですが、その過程では男女それぞれ12人ずつ、お互いに妖しく絡み合いエロティックな雰囲気も漂います。
そして音楽も途中はなんとジャズアレンジされてしまい、まるでクラブに迷い込んだかのような演出でした。


観終えた後にずっしりと重いものを感じることができた、そんな舞台で非常に満足です!

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ルチアーノ・ベリオ"セクエンツァ"全曲演奏会 Intégrale des Sequenze de Luciano Berio

この興奮は、10月にジョシュア・レッドマンの演奏会を聴いたときと似ています。



今回は友人が何人も出るし、自分も演奏したことがあるから勉強にもなる、と思って聴きに来た演奏会のはずだったのですが、とんでもない発見と感動に溢れた演奏会でした。
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003)は"セクエンツァ"という名前の作品を14曲、それぞれソロの楽器のために残しています。

今回の全曲演奏会、どの人も本当に素晴らしい演奏をしていました!!
しかしそんな中でも特にハッとさせられた曲がいくつかありました。

最初の発見はオーボエによるセクエンツァ7番。
ソプラノサックスでも演奏されるこの曲ですが、オーボエの重音がこんなにも美しく響くことを知りませんでした…
重音がオーボエの場合は完全5度なのに対して、サックスでは不協和音になってしまうため、どうしてもいかつい音だったり、少し異世界のような空気感があるのですが、重音が変わるだけでより洗練されて純粋な曲のように感じました。

続いての発見は歌によるセクエンツァ3番です。
CD上では既に聴いたことがあり、かなり発狂じみた曲であるという認識を持っていましたが(笑)、今回は歌手の方の表現力も相まってとても深みのある表情豊かな曲であるという認識に変わりました。もちろん発狂も表情の1つではあるのですが。
ベリオ自身が言及していた通り、"全ての作品は以前にある作品の注釈によって生まれる"ので、これを聴いてしまったら自分の演奏も変わらざるを得ないと思いました。



そして最後の興奮を与えてくれた演奏はセクエンツァ12番。
"セクエンツァ"自体、各楽器のスペシャリストとタッグを組んで共同で作品を生み出すという一面があるのですが、なんとそのベリオが直接携わった本人が出演したのです!!!

バソン界の巨人、パスカル・ガロワ氏。

セクエンツァ・シリーズで最も長大な20分弱の曲、暗譜で演奏されていました。

彼以外の出演者はすべてCNSMの学生だったことを抜きにしても、圧倒的な空気感の違い、観客も全員が息を呑んで聴いているのがわかりました。



このような人の演奏を聴いた後というのはもの凄くポジティブなエネルギーが生まれて、自分の練習が捗るのですが、ちょっとこの興奮を消化するのに時間がかかりそうです…

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ボルドーの町 La Ville de Bordeaux

パリから直行のTGVに乗ること約3時間、フランスの西南部海沿い、スペインとの国境からさほど遠くない辺りにボルドーはあります。
距離にして550kmほどなので、日本だと東京大阪間ぐらいでしょうか。

普段パリで生活している私にとってボルドーの印象はずばり"きれい"なことでした。
ここ2年ほどの間でトラムウェイ(路面電車)が整備されてきたこともその要因かもしれませんが、メトロがなくても交通の便に困ることもなさそうでした。
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クリスマスの装飾がもう始まっていました。
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ヴィクトール・ルイによって18世紀に建造された劇場で、現在はボルドー国立オペラ劇場として使用されているそうです。
横には平面だけれど立体的に見える、謎のモニュメントが。
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パリにセーヌ川があるように、ボルドーにもガロンヌ川が流れています。しかしこの川幅は圧倒的で、さらに背の高い建物も少ないため、とても開放的な気分を味わいました。
19世紀初め、ナポレオン1世の政令によってクロード・デシャン(Claude Deschamps)が建設したピエール橋。
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川沿いのよく手入れされた散歩道。
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18世紀に建造された証券取引所。手前に広がるのは2007年、ミシェル・クーランジェによって作られた、その名も"水の鏡"。空の青がきれいに映ってました。
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サックスクラスみんなでお昼ご飯。レアで頼んだ肉、まるで刺身のようでした!!
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しかしなんだかんだでやっぱりパリの多文化が交わる場所でこそ芸術もより発展していくのではないだろうか、なんて考えたりもしてしまいました。

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ボルドー・サクソフォン会議 le 2ème Rencontres Saxophones de l'A.SAX

"Rencontres"が上手く訳せませんが、日本でのサクソフォンフェスティバルのようなものだと思います。

このイベントにパリ音楽院のサックスクラス全員でアンサンブル演奏のために参加してきました!


A.SAXというのは、いわゆるフランスのサクソフォン協会(Association des Saxophonistes で Adolphe Saxではない)による企画のもので、第1回は同じくフランスのナンシーで2010年に開催されました。
今回この第2回で、開催地がボルドーとなると、やはりメインとなってくるのはもはや生ける伝説となりつつあるジャン=マリー・ロンデックス氏、またその教え子たちによって築かれた、パリとは違う道を辿ったサクソフォンの歴史です。

ボルドー音楽院に保管されている資料、あるいはロンデックス氏が保管している資料が展示されていました。
ショーケースでの展示だったため実際に触れたりページをめくることはできませんでしたが、大変興味深いものばかりでした!!
デニソフとのソナタを作曲するための手紙でのやり取り、"プロヴァンスの風景"の手書き譜、ロンデックス氏のために作曲された曲に寄せられた数々の論文など、全てじっくり読ませて欲しい!!(笑)
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そして今回のイベントのディレクターであり、ロンデックス氏から引き継いで現在ボルドー音楽院で教鞭を取っているのはマリー=ベルナデット・シャリエ氏という小柄な女性なのですが、とても精力的に活動されています。
新作のサックス、フルート、パーカッション、ピアノ+オーケストラのコンチェルトでは、内に秘めたエネルギーが演奏にも溢れ出ていました。
また現代音楽への取り組みも盛んで、彼女とよくコラボレーションしているアヴェル(C.Havel)氏の作品や現在ボルドー音楽院でアナリーゼクラスの教鞭を取っているロッセ(F.Rosse)氏の作品、サックスのために数多くの作品を残しているロラン(E.Rolin)氏の作品など、知られていない曲もまだまだたくさんボルドーにはありそうです。


演奏と共にしっかり観光もしてきました!
観光編はまた別で投稿しようと思います。
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