まこネット Maconettes

本堂誠の生活を綴るブログ。

2014年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年04月

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モメンテ -瞬間- Momente -europa version 1972- K.Stockhausen

プログラム / Programme

K.シュトックハウゼン / Karlheinz Stockhausen
モメンテ / Momente (europa version 1972)

指揮 / Direction
P.エトヴェシュ / Peter Eotvos

アンサンブル・アンテルコンテンポラン / Ensemble Intercontemporain
合唱 / Choeur
WDR Rundfunkchor Koln

編成は、4人のトランペット、4人のトロンボーン、3人の打楽器、2人の電子オルガン、そしてソリストのソプラノに4グループの合唱、約50人。

"シュトックハウゼンの曲をアンテルコンテンポランがやる"

事前情報はこれだけでした。調べてみると、

"合唱付きで、しかも合唱団はドイツから来るらしい"

ということで、かなり珍しい曲だと判断し、すぐさまチケットを購入。
そしてチンプンカンプンになることが予想されたので、CNSMの図書館で楽譜と音源を聴きつつ予習しました。これまたどちらも貴重な資料で、館内閲覧のみ可能のコーナーにしかありませんでした。
2014-03-24 143155


演奏時間は2時間弱で、休憩の位置もシュトックハウゼンの構想でちゃんと指定されています。

初め舞台にいるのはたったの6名(ソプラノ、打楽器3人、オルガン2人)。
曲も始まって少ししたところでソプラノが、

『入ってきなさいよ!』

と呼び掛けます。
しかしすぐには来ずにしばらく舞台裏で何やらごちゃごちゃ演奏。
もう何度か、

『入ってきなさいよ!!』

と声を掛けると、舞台袖からではなく、あちこちの入り口から入ってくるんです。50人がゾロゾロと歌いながら、演奏しながら。
ちなみ楽譜にはフェルマータに77秒と書いてあったのですが、そのためだったようです。
2014-03-24 143318

その他にも指定されている演出効果で面白いものがたくさんありました。合唱者は歌うだけでなく、指鳴らし、足踏み、拍手などのボディパーカッションに留まらず、小さな太鼓を演奏したり、クラベスを持ったりとかなり守備範囲が広いです。
2014-03-24 150445


モメント形式というシュトックハウゼン独自の書法を完全に理解できてはいませんが、彼がこの時期に求めていた音楽は、不確定性や多義性、と同時に今という瞬間(モメント)への意識の集中だったようです。
各モメントごとの音楽が急に始まっては無理矢理止められ、それを何度も繰り返され(それぞれ少しずつ変容している)、かと思えば脈絡のないものも突然現れ、時には以前出てきたモチーフ同士が組み合ってコラージュのように聴こえる部分もありました。

シュトックハウゼンの"友情に"や"誘拐"などの作品を聴いて何となく分かっていたつもりになっていましたが、まだまだ知らない時期や思想がありました。現代になればなるほど多岐に別れていき、しかも現在も発展し続けている音楽、それを学び続けていく難しさの片鱗を見たというところです。

ところで歌詞は旧約聖書から意味をなさないオノマトペまで幅広く使用されているのですが、その中にウィリアム・ブレイクからの引用もありました。
J.T.フェルドハウスの作品にも引用されているように、作曲者にとってどう魅力的なのか、興味深いです。
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| 未分類 | 23:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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"エチュード" Etudes

18日から20日の3日間にかけて、-探求の日々- Les Journées de la Recherche というテーマの下で様々なプロジェクトが行われました。

RIMG0005.jpg

そしてそのテーマの内の1つが"エチュード"。
日本語では"勉強、研究"などと訳される言葉ですが、音楽の中で演奏者にとっては"練習曲"、作曲者や美術関係者にとっては"習作"という言葉のほうが馴染み深いと思います。

ドゥラングル先生は以前からこの"エチュード"というテーマに大きな興味を持っており、今回の企画もあってサックスクラスは意欲的な参加をしました。
奏者(サックス、ユーフォニウム、アコーディオン)、作曲者、ダンサーという3者の違った視点で見るエチュードをコラボレーションによって表現するという試みです。

プログラム / Programme

F.デュリユー / Frédéric Durieux
Etude n゜1 pour saxophone alto

M.モネ / Marc Monnet
Babiole pour saxophone alto

Giulia Lorusso
Untitled pour 2 accordéons

Dahae Boo
Etude pour saxophone et euphonium

Benjamin Attahir
Etude n゜1 pour saxophone soprano

Sylvain Rifflet
EFG pour 2 saxophones ténors

Mikel Urkiza Garcia
Berceuse pour saxophone basse

Damien Bonnec
De Vous Me Tu pour tubax et euphonium

Francesco Venturi
Etude pour poumon pour 2 accordéons et un saxophone ténor

L.ナオン / Luis Naon
Duel 1 pour saxophone alto et clarinette en si♭


ダンサーのエチュード(振付)も見ていて分かりやすいもので、例えば1つのモチーフを繰り返して、その速度自体を変えたり、俊敏さを変化させて表情を変えたりと、音楽にも共通するものがあったように思います。
ドゥラングル先生が、"ピアノやヴァイオリンが比較的演奏を視覚的に捉えやすいのに対して、サックスの場合それをダンサーとのコラボレーションによって補い、視覚化するのは面白い試みである"というお話をされていたのも興味深かったです。

私が演奏したのはCNSMの作曲科の教授でもあるデュリユー氏の作品でした。
本当はドゥラングル先生が演奏するはずだったところをひょんなことから私にお話をいただいたので(1週間前)、とても嬉しい反面、練習時間がほとんどない中での本番でかなり緊張しました。

近頃このような急に決まる本番が増えてきているので、それこそ日課練習としての"エチュード"怠ってはいけないと実感するのでした

| 未分類 | 23:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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作曲科による新曲演奏会 Atelier de Composition

作曲科のクラスの演奏会に出演させていただきました。

14mars_atelier-compo.jpg


プログラム / Programme

Guillaume Hermen
Trente fragments (sur gris majeur)
pour vingt instruments

Hao-Yuan Chiu
Avant le pranam
pour vingt instruments

Jakub Rataj
Jeden
pour violon, violoncelle, contrebasse, clarinette basse, saxophone baryton, percussion, accordéon et électronique

Marco Antonio Suárez Cifuentes
Libellule
pour clarinette basse hybride, ensemble et dispositif électroacoustique

指揮 / Direction
P.ストローク / Pierre Strauch

バスクラリネット / Soliste, clarinette basse hybride
A.ビヤール / Alain Billard

基本は学生のみで構成されるオーケストラなのですが、なんと指揮者にアンサンブル・アンテルコンテンポランのチェロ奏者であるストローク氏、そして4曲目の作品のソリストには同じくクラリネット奏者のビヤール氏を迎えての演奏会ということで、かなり豪華な、そして学生にとっては貴重な共演のチャンスとなりました。

前半2曲がそれぞれ20人による飽和系の音楽だったのに対し、3曲目の私が乗った曲は7人と小編成で今日のプログラムでは一番分かりやすい曲だったように思います。

2014-03-13 155553

そして4曲目はビヤール氏のオーバートーンを利用した重音、バスクラリネットから出せるとは思えない高音、フラッターやスラップなど特殊奏法の切り替えの早さ、全てにおいて安定感のあるその驚異的なテクニックに圧倒されました...
しかしそれと同時に演奏者の限界はまだまだ先にある、もっと頑張れると感じられたので、ここしばらくは高いモチベーションで練習ができそうです。

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クリフォード・リーマン氏によるマスタークラス Masterclass de Clifford Leaman

今回来仏したクリフォード・リーマン氏の本来の目的はマスタークラスではなかったのですが、急遽この機会を設けていただくことになりました。1月末に連絡を受けましたが、あまりの急展開に生徒が振り回されることもしばしばです(笑)


W.オルブライトのソナタを勉強し始めた私にとって、このマスタークラスはかなり絶妙なタイミングでした。
1つ目にリーマン氏がオルブライト本人に教えを受けたことがあり、作曲者の意向を知ることができたこと。
そして2つ目にアメリカ人にとって重要なレパートリーであるこの曲を、本場の人がどのような感覚を持って、どのように表現しているのか、間近で感じられたこと。

『フランス風に吹くな!』と言われた通り、ここで学んでいるだけでは辿り着けない考え方がいくつもありました。
特に1楽章では"音響効果"で美しさを魅せていくフランス、"怒り"の感情を隠すことなくぶちまけていくアメリカ、といった違いを感じました。
もちろん先生によって言うことは変わってくるものですが、自分にとって最もしっくりとくるオルブライトが何なのか、より理解を深めなければならないと感じました。

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