まこネット Maconettes

本堂誠の生活を綴るブログ。

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週末の喧騒 -第二夜- Week-end Turbulences -Air Libre-

RIMG0022.jpg

この "週末の喧騒 (Week-end Turbulences)" シリーズは学校の横にあるシテ・ドゥ・ラ・ミュージック(Cité de la Musique) で企画された巨大イベントの一つで、
第1回 (2013年10月)
 "抜け道" パスカル・デュサパン(1955-,フランス)
 / "Chemin de traverse" avec Pascal Dusapin

第2回 (2014年2月)
 "新たな方向" マティアス・ピンチャー(1971-,ドイツ)
 / "Nouvelle(s) direction(s)" avec Matthias Pintscher

第3回 (2014年4月、今回)
 "自由な歌" ブルーノ・マントヴァーニ(1974-,フランス)
 / "Air libre" avec Bruno Mantovani

と、3人の異なるディレクターの下でプログラムが組まれました。
週末の金、土、日曜日を利用したコンサートを全面的にバックアップするのはお馴染みアンサンブル・アンテルコンタンポラン。作品はオーケストラによるものに限らず、ソロや小編成まで、そして既存の作品から今回の企画のために書き下ろされた新作初演作品もありました。

第1回、第2回とチャンスを逃してきましたが、今回ようやく聴きに行くことができて、しかも企画・指揮を務めたのが我らが学校のディレクターでもあるブルーノ・マントヴァーニ氏ということもあって期待していましたが、それを裏切らないかなり充実したコンサートでした。


第一夜からストラヴィンスキーの"クラリネットのための3つの小品"、ブーレーズの"アンテーム(AnthèmesⅠ)"、"二重の影の対話"、リゲティの"室内協奏曲"、マントヴァーニの"室内協奏曲1番"と、演奏者(主にクラリネット)にとって超級難易度のテクニックが求められる作品が並びました。
一方第三夜はP.ルルーの新作委嘱作品を中心に、それを挟むようにベリオの"シュマンⅣ"と"セクエンツァⅦ"(どちらもオーボエ版)、そしてブーレーズの"Incises"(ピアノソロ)と拡大した"sur Incises"(3人のピアノ、3人のハープ、3人の打楽器)、編成は変わっても内容的には左右対称に近いという面白いプログラミング。



しかし特筆すべきはなんと言っても第二夜。



開演時間、20時。終演時間、0時15分(笑)
そして問題は全ての演奏を聴くことができないことでした。

第1部、大ホール(20時から)

B.ファニーホウ/Brian Ferneyhough
Cassandra's Dream Song , pour flûte solo

R.チェンド(センド?)/Raphaël Cendo
Badlands , pour percussionniste seul 新作委嘱

J.B.ボロフスキ/Johannes Boris Borowski
Concerto , pour basson et ensemble 新作委嘱

フルートソロ、打楽器(むしろ弓を効果的に使っていたので弦楽器?)ソロ、バソンコンチェルト、3人のソリストと2人の作曲者に大きな、暖かい拍手が送られました。

第2部(21時15分から)

問題があったのはここで、"美術館で絵を巡りながら楽しむ"ように、この建物に併設されている楽器博物館の1階から4階、さらに小ホール、大ホール前の廊下、空きのあるスペースをとことん利用して歩き回りながら聞けるという仕組み。
実はこのタイプのコンサートは2回目で、1回目はベリオのセクエンツァ全曲演奏会のときでした。
違うのはあちこちで同時に演奏が始まってしまうという点。

I.ユン/Isang Yun
Inventionen(extraits) pour 2 hautbois

F.ドナトーニ/Franco Donatoni
Luci Ⅱ , pour basson et cor

B.マントヴァーニ/Bruno Mantovani
Metal , pour 2 clarinettistes

藤倉大/Dai Fujikura
Calling , pour basson

T.d.メイ/Thielly de Mey
Musique de Table pour 3 personnes

B.マントヴァーニ/Bruno Mantovani
D'une seul voix , pour violon et violoncelle

以上に記したのは苦心して選んで聴いた6曲ですが、何せどの演奏もクオリティが高かったのと、他にも聴きたい曲が溢れていたので…とにかく一言、もったいない!!!(笑)
いっそのこと別の日に別枠で、そしてあまり遅くない時間に(笑)コンサートを開いても良かったのでは。


第3部、大ホール(23時15分から)

S.ライヒ/Steve Reich
Music for 18 musicians , pour ensemble

博物館を歩き回った後からまた戻って大ホール。
驚きだったのはこんな遅くにもかかわらず、お客さんの数がほとんど減っていなかったこと(!)
ライヒの作品なので、その書法は例によってミニマル。1時間に及ぶ繰り返しの音楽、ステージに張られた幕に広がる幻想的な照明、そして遅い時間ということもあり睡魔も相まって、それが終わりを迎えたときに奇妙な興奮と感動を覚えました。


演奏会に足を運ぶのはもちろん現代音楽が好きで、または個人のヴィルトゥオーゾを見るのが好きというのもありますが、尊敬する先生たちがどのように演奏しているのかを見ることができるというのも自分にとってはすごく嬉しいことです。
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アンリとマドレーヌ Henri et Madeleine

学校のプロジェクト、"エチュード"に続いて2つ目となる、ダンサーとコラボレーションしたスペクタクルに出演させていただきました!

2014-04-04 201024

プログラム / Programme
アンリ-マドレーヌ / Henri - Madeleine

振付・照明
Nathalie Pubellier

音楽
Izidor Leitinger

衣装
Cathy Garnier

プログラムとしては前半と後半に分かれており、"アンリ"の方では男性のダンサー1人とミュージシャンが1人、"マドレーヌ"の方では女性のダンサー5人とミュージシャンが8人という構成になっています。

ストーリーと呼べるものがあるのか微妙なところですが、テーマとしては"動作"と"記憶"でしょう。
そして記憶と動作という2つのものは往々にして密接に結びついており、出演者たちは記憶を失くした人物となり、それを取り戻そうと人間のでき得る全ての動作をしていく、というものです。

それに沿う音楽は、ただ1つの通奏低音(記憶)であり、そこから発展し得る限りの即興演奏(動作)を繰り広げて展開をしていきます。
編成はピアノ、キーボード、アコーディオン、2本のトランペット、3本のサックスで、ベースにある通奏低音というのは1つのタンゴのテーマなので、それに応じる即興というのは少しジャズ寄りのものだと思います。
全体の印象としては統一感があるのですが、説明が難しいです(笑)

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初めての4日連続公演という珍しい経験をしましたが、毎回変わる観客の反応、毎回変わる即興演奏、ダンスもタイミングはいつも同じというわけではなく、いつも新鮮な気持ちで臨むことができました。
そして毎回変わる演奏前の一杯(笑)
2014-04-09 192741 2014-04-10 193814

演奏者も国籍豊かで、スペイン、ギリシャ、日本、スロベニア、フランス南部と、毎回自国の自慢のお酒をみんな持ってくるわけです。順番にフランス南部からアルマニャックとセルビア近辺からスリヴォヴィッツというどちらも強力なお酒でした。ギリシャからはウゾーというお酒でした。
残念ながら日本のSAKEは持ち合わせていなかったので、大量のマドレーヌ(お菓子)を差し入れました(笑)

というわけでこれから2週間のヴァカンスです!!!

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