まこネット Maconettes

本堂誠の生活を綴るブログ。

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レポン Répons

久々の投稿になってしまいましたが、これまた久々にものすごく素晴らしいコンサートを聴いたので、これは記録として残しておかねばと思った次第です。

repons.jpg
※写真はステージ上のアンサンブルと、2階にいるソリストの一人、ハープです。

Programme / プログラム

Michael Jarrell / ミカエル・ジャレル
 Assonance VII

Helmut Lachenmann / ヘルムト・ラッヘンマン
 Mouvement ( - vor der Erstarrung)

Pierre Boulez / ピエール・ブーレーズ
 Répons

Ensemble intercontemporain
Direction / Matthias Pintscher


まずはジャレルのアソナンスシリーズから第7番。先日の卒業試験で私は第2番を取り上げたこともあって、随所に似たようなアイデアが感じられたことが嬉しかったです。
ちなみに第2番はバスクラリネットソロ、第7番はパーカッションソロのための作品です。特にソロというこだわりがあるわけではなく、他の番号は小編成アンサンブルだったりします。
とは言っても、扱う楽器が10を軽く超えるパーカッションは果たしてソロと呼んで良いものやら(笑)
楽器の牢屋に自ら閉じ籠もり、ぐるぐる回転しながら演奏する様はまるで舞のようでした。


同世代の作曲者ということもあり、自分の中ではフランスのブーレーズ、ドイツのラッヘンマンというイメージなのですが、この表現は間違っているでしょうか?
正直なところラッヘンマンの作品はCDで聴いてもあまり印象が残らないのですが、今回聴いて少しイメージが変わりました。
断片的過ぎるフレーズはあまり慣れませんが、奏者のとても高い集中力、あるいは合間に現れるフェルマータの無音状態による聴衆の緊張感がこの曲に説得力や一貫性を持たせているのだとしたら、この作曲者はなんと"生演奏"に対するこだわりが強いのだろうかと感じたのでした。


そして本日のメイン、レポン。
IRCAMの電子音響技術と、6人のソリスト、そして室内オーケストラとライヴ・エレクトロニクスのための作品です。
今度は聴衆が音の牢屋に閉じ込められてしまった訳ですが、これもやはり生でなければ感じることの出来ない空気感、距離感、まさに空間音楽でした。
事前にプログラムを読んでいたこともあり全部で8つのセクションから成る構成の曲であることは分かっていましたが、途切れることなく続く曲を聴きながら、"あ、このタイミングで次のセクションに移るな"、と感じれるようになったのは成長の証です。
特に第1セクションが正面ステージのオーケストラだけに対して、(楽譜を見ていないので、おそらく)第2セクションは周囲を囲む6人のソリストとスピーカーだけに変わるのですが、その時の気持ちはずばり、"ジェットコースターの頂上に登りきったところからいつ加速するのか"の心境でした(笑)



ともかく素晴らしかったのですが、それを表現できるだけの言葉がないのが悔やまれます。例えばどんな響きがしたかと言われれば割と音の洪水状態が多く、全てを聞き取って把握することはできないものです。ですが聴きたいものにフォーカスすれば聴こえてくるもので、一言言うならやっぱり今日もクラリネット3人衆はバケモノ的な上手さだったのでした。

久々の素晴らしいコンサート、モチベーションを上げてくれます
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