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本堂誠の生活を綴るブログ。

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交換留学記 その1 Erasmus programme à Amsterdam - 1

あれよあれよという間に、パリに戻ってきてしまいました!!

あっという間の5ヶ月、ブログに書き留めておきたい素晴らしい出来事はもたくさんあったのですが、なかなかそれが出来ずにいました。

投稿しようと思い立っても上手く文章にまとめられず、でも触れておかねばならない、オランダへの交換留学中(にも関わらずフランスで起こった)一番大きな出来事。

盗難。

音楽家の生命とも言える楽器を盗まれたのです。
電車に乗って、ケースを荷物置きに置いて。その後に2時間程の移動を終えて、降り際にケースを手にした時の異様な軽さ…

あれを身の毛もよだつ思い、というのでしょうか。何と言うか、心臓がフッと消えてしまったような感覚でした。そして笑えない状況なのに、あまりの予想外な出来事に、一周回って笑いが止まりませんでした。(と思ったら専門家の話によると、ショックを回避するための正常な反応らしいです)




飼い主に似る、という言葉がありますが、楽器と人間の関係はどうなのでしょう。
楽器も吹き込めばそれだけその人に合わせて息の通り道ができて、元々あった楽器自体の個性にさらに演奏者の個性が加えられていきます。それでも私は人間の適応力の方が圧倒的に勝ると思うのです。
その楽器にとって一番良い響きを出せるように適応する自分と、それに合わせて徐々に馴染んでくれる楽器。





風邪を引いたときになってようやく気付く、健康であることがいかに幸せであるか。

しかし楽器を失ったところで損なわれるものは意外と少ないんです。

気付かされたのは、自分の身体や自分の音楽が失われていないということ。自前のバリトンサックスを持っていなかった頃は、学校の楽器や友人の楽器を借りては吹き、を繰り返しましたが、どう足掻いたってそこから出てくる音や音楽は紛れもなく自分のものなんですよね。



これからも楽器捜索は続けていきますが、長い目で見ていくつもりです。

いつか10年後でも50年後でも巡り会えますように。
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