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本堂誠の生活を綴るブログ。

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モメンテ -瞬間- Momente -europa version 1972- K.Stockhausen

プログラム / Programme

K.シュトックハウゼン / Karlheinz Stockhausen
モメンテ / Momente (europa version 1972)

指揮 / Direction
P.エトヴェシュ / Peter Eotvos

アンサンブル・アンテルコンテンポラン / Ensemble Intercontemporain
合唱 / Choeur
WDR Rundfunkchor Koln

編成は、4人のトランペット、4人のトロンボーン、3人の打楽器、2人の電子オルガン、そしてソリストのソプラノに4グループの合唱、約50人。

"シュトックハウゼンの曲をアンテルコンテンポランがやる"

事前情報はこれだけでした。調べてみると、

"合唱付きで、しかも合唱団はドイツから来るらしい"

ということで、かなり珍しい曲だと判断し、すぐさまチケットを購入。
そしてチンプンカンプンになることが予想されたので、CNSMの図書館で楽譜と音源を聴きつつ予習しました。これまたどちらも貴重な資料で、館内閲覧のみ可能のコーナーにしかありませんでした。
2014-03-24 143155


演奏時間は2時間弱で、休憩の位置もシュトックハウゼンの構想でちゃんと指定されています。

初め舞台にいるのはたったの6名(ソプラノ、打楽器3人、オルガン2人)。
曲も始まって少ししたところでソプラノが、

『入ってきなさいよ!』

と呼び掛けます。
しかしすぐには来ずにしばらく舞台裏で何やらごちゃごちゃ演奏。
もう何度か、

『入ってきなさいよ!!』

と声を掛けると、舞台袖からではなく、あちこちの入り口から入ってくるんです。50人がゾロゾロと歌いながら、演奏しながら。
ちなみ楽譜にはフェルマータに77秒と書いてあったのですが、そのためだったようです。
2014-03-24 143318

その他にも指定されている演出効果で面白いものがたくさんありました。合唱者は歌うだけでなく、指鳴らし、足踏み、拍手などのボディパーカッションに留まらず、小さな太鼓を演奏したり、クラベスを持ったりとかなり守備範囲が広いです。
2014-03-24 150445


モメント形式というシュトックハウゼン独自の書法を完全に理解できてはいませんが、彼がこの時期に求めていた音楽は、不確定性や多義性、と同時に今という瞬間(モメント)への意識の集中だったようです。
各モメントごとの音楽が急に始まっては無理矢理止められ、それを何度も繰り返され(それぞれ少しずつ変容している)、かと思えば脈絡のないものも突然現れ、時には以前出てきたモチーフ同士が組み合ってコラージュのように聴こえる部分もありました。

シュトックハウゼンの"友情に"や"誘拐"などの作品を聴いて何となく分かっていたつもりになっていましたが、まだまだ知らない時期や思想がありました。現代になればなるほど多岐に別れていき、しかも現在も発展し続けている音楽、それを学び続けていく難しさの片鱗を見たというところです。

ところで歌詞は旧約聖書から意味をなさないオノマトペまで幅広く使用されているのですが、その中にウィリアム・ブレイクからの引用もありました。
J.T.フェルドハウスの作品にも引用されているように、作曲者にとってどう魅力的なのか、興味深いです。
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