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本堂誠の生活を綴るブログ。

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"マニフェスト2016" その1 Manifeste2016

毎年恒例、6月はIRCAM主催による現代音楽祭り”マニフェスト(Manifeste)”の月です。
交換留学以来、学校内のコンサートや友人のコンサートを聞きに行くことはたくさんあったのですが、今回は久々に学校外で企画されたコンサートへと足を運んだ気がします。

manifeste2016 1-1


Programme / プログラム

Yann MARESZ / ヤン・マレシュ
 Répliques (新作、ラジオフランスによる委嘱作品)
   harpe solo / ハープソロ
   Nicolas TUILLIEZ

Magnus LINDBERG / マグヌス・リンドベルイ
 Corrente II

Witolt LUTOSLAWSKI / ヴィトルト・ルトスワフスキ
 Symphonie nº4

Orchestre Harmonie de Radio France / ラジオ放送フィルハーモニー管弦楽団
   direction / 指揮
   Juilen LEROY



まずはハープとアンサンブルとエレクトロによる新作の初演。
トランペットソロとエレクトロのための作品、”Metallics”で大ファンになったマレシュ氏は現在パリ音楽院で作曲科クラスのオーケストレーションの授業で教鞭をとっているはずです。
ハープらしい特徴が活かされた曲で、"弦を弾く”+”スペクトラル”の2本柱のアイデアがエレクトロパートとオーケストラに振り分けられて曲が構成されたような作品でした。
“弦を弾(はじ)く”ことについてはヴァイオリンなどの弦楽器でイミテーション(真似)できるわけですが、今思えばハープの奏法は弾(はじ)くことしかないわけで、弓で弾(ひ)くことができるヴァイオリンと比べたら発音に関してはかなり制限された楽器であると感じました。

続いての作品はリンドベルイ氏の1992年のオーケストラ作品。
昨年のサクソフォンコングレスで演奏した同氏による”Linea d’Ombra”は1981年の作品ですが、10年の差はあっても彼独特の語法が曲の至る所に出ていて、それを発見する度に彼らしさを再確認。”ネオ・シベリウス”の名にふさわしいシンフォニックな響きが大半を占めていましたが、使われている和音はリンドベルイ流のなせる響き、そしてLinea d'Ombraでも多用された別楽器同士であっても同じ音から音色を橋渡しさせる巧みな技が各所で聞こえてきて、ずっと一つの楽器の音を聴いていたと思ったらいつの間にか別の楽器になっていたりするのはとても面白い効果でした。

そして同じく1992年に作曲されたルトスワフスキのオーケストラ作品。
現代小編成アンサンブルの曲はたくさんありますが、現代シンフォニーというジャンンルの枠に当てはめたら正にこの曲なんだろうな、と思うような作品でした。
サックスの作品だとオルブライトのソナタやベリオのセクエンツァIXに、ある小節を一定時間繰り返すというものがありますが、作曲科の友人の話によるとどうやらルトスワフスキがそれを初めて試みたようです。独立した声部でイレギュラーに動くというインパクトがすごく効果的で面白い!ただし相当な実力のあるオーケストラでなければ演奏できない難易度で、その結果演奏される機会もそんなにないようです。これを生で聴くことが出来たのはかなり貴重な経験だったのかもしれません。
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