まこネット Maconettes

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作曲家と子どものための作品 Compositeurs et leurs oeuvres pour les enfants

また遡って11月15日。
アレクサンドル・スーヤ氏のデュオピアニストであり、ブルターニュ国際サクソフォンアカデミーの公式ピアノ奏者でもあるマチュー・アキャー氏にお墨付きをいただいており(笑)、ことあるごとに彼のコンサートで主に現代曲の譜めくりストとしてお供しています。

leroux enfant

今回のコンサートのメインディッシュはフィリップ・ルルー氏の新作で、作品名は”Impressions d’enfance”、直訳すると”子どもの印象”です。
ジョルジェ・エネスクも全く同じ名前の作品を残しているようですが、ことあるごとに作曲家たちは子どもへ曲をプレゼントしたり、また子どもからインスピレーションを受けて作曲したり、作曲家にとってこの活動はとても大切なもののようです。

シューマンの”子どもの情景”、フォーレの"ドリー組曲”、ドビュッシーの”子どもの領分”、挙げれば切りがなさそうですが、ヨーロッパだけでなく日本でも中田喜直の作品が有名ですし、音楽と子どもの関係はどこの国であっても重要なのでしょう。


このコンサートのすごい所!
・出演者はパリ地方音楽院(CRR)の生徒たち
10歳〜15歳ぐらいだと思いますが、ここのピアノクラスはフランスでもおそらくトップクラスなのでしょう、それぞれが完璧とも言える演奏を披露していて驚きました。演奏を披露する場があるというのは子どもたちにとってとても大切なことです。
マチューはプロによる招待演奏のような枠で、今回の新作とは関係のないルルー氏の超絶技巧作品を演奏しました。

・フィリップ・ルルー氏の新作
幼い子たちがフランスのバリバリ現代音楽を牽引するフィリップ・ルルー氏の新曲作曲に携わることのできる場、子どもたちが羨ましいです(笑)
これがどれだけすごいことなのか、果たして子どもたちが理解していたかどうかは分かりませんが、作曲者を前にしても堂々と演奏していました。(子ども故に恐れ知らずなのでしょうか…)

・プレゼンテーションはパリ音楽院(CNSM)の教員養成科の学生
上記2つとは関係ない部分で、またもう一つ別のレベルでの教育が絡んでいました。パリ音楽院のピアノ科を第三課程まで卒業している30歳手前ぐらいの友人ですが、教員養成科(Certificat d'Aptitude)の資格を取るのはとても難しく、また時間がかかるので未だに学生をやっています。


コンサートであり、創作活動の場であり、教育の現場である、いくつもの目的がお互いに高め合い成功を収めた素晴らしい企画でした。
こういった企画は要因が増える分実現するのも難しくなりますが、日本でもこういったコンサートだけにならない場がより必要になっていくだろうと感じました。
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