まこネット Maconettes

本堂誠の生活を綴るブログ。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

ドナルド・シンタ・カルテット Donald Sinta Quartet

4月8日のサックスクラスのクラスジェネラルでアメリカのドナルド・シンタ・カルテット(Donald Sinta Quartet)の4人によるプレゼンテーション、演奏を聞きました。
メンバーの一人に紹介の許可をもらいましたが、ぜひ日本でも多くの人に知っていただきたいと思っています。
ミシガン大学でドナルド・シンタ氏の下で学んだ4人によるカルテットです。
soprano. Dan Graser
alto. Zach Stern
tener. Joe Girard
bariton. Danny Hawthorne-Foss
(ごめんなさい、日本語表記はわかりません…)
RIMG0293.jpg

ウェブサイト Donald Sinta Quartet Home


今、アメリカのクラシカルサックス界がとても熱いそうです。
アメリカで有名なサックス奏者と言えば、ユージン・ルソー氏、フレデリック・ヘムケ氏、オーティス・マーフィ氏、ケネス・チェ氏などの名前が挙げられるかと思います。
しかしドナルド・シンタ氏の名前を聞く機会と言うのはなかなかなく、このクラスジェネラルがあったからこそ自分も知ることとなりました。
"アメリカにダブルタンギングを持ち込んだのドナルド・シンタ氏である"と講義中の内容にあったと思います。

そしてこれら世代よりも若い世代、今アメリカのNew School("新たな楽派"と訳したら良いのでしょうか…)として注目を集めているのがティモシー・マカリスター氏である、とドゥラングル先生は話していました。
同時に彼を含むカルテット、プリズム・サクソフォン・カルテット(Prisme Saxophone Quartet)も同じく新たな世代を牽引する存在となっているようです。
さらにマカリスター氏よりも少し若い世代に当たるのがこのドナルド・シンタ・カルテットの面々です。

今回のプレゼンテーションで注目すべきなのは、いわゆるスタンダードと呼ばれる曲が一曲もなかったことでしょう。
全てがアメリカ人の作曲家による作品で、自身の委嘱作品やプリズムSQのための作品などを披露していました。
ソプラノを担当しているGraser氏は作曲家コンクールを企画して、サクソフォン・カルテットのためのクリエーションの機会を設けていることも本当に素晴らしいと思います。

曲の特徴としてはリズムに訴えるものが多かったように思います。最近のアメリカ音楽の特徴なのかわかりませんが、3人または4人でリズミカルな音形を演奏する(おそらく5連符や7連符はない)というのはなかなかの迫力があって、ジャズの国ならではの影響もあるだろうと感じました。
しかし聞こえてくる響きはリゲティのようだったりクセナキスのようだったりで、非常に面白かったです。



アメリカと言えば、オーバートーンを利用したフラジオの練習や、マウスピースで音階を作る練習など、非常に合理的なものが多く研究色が強いイメージがありましたが、新曲がこれほど多く生まれていることは知りませんでした。
日本に入ってくる曲はやはり西欧のものだったり、国際コンクールなどを通じて得た情報からの作品だったりが多いですよね。


フランスでアメリカのサックス界を知ることができる、貴重な機会でした。
スポンサーサイト

| 未分類 | 18:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://makotohondo.blog.fc2.com/tb.php/52-4b24a2dc

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT