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本堂誠の生活を綴るブログ。

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"マニフェスト2013"その2 MANI-FESTE 2013

"マニフェスト2013"で自分が聴きに行った、2つ目のコンサートとなった本日のプログラムはこちら。
RIMG0420.jpg

この演目、なんと《オペラ×ライヴエレクトロニクス》です!!!

"アリアドス(Aliados)"(Alliés)

音楽/セバスティアン・リヴァス
Musique/Sebastian Rivas

脚本/エステバン・ブッフ
Livret/Esteban Buch

演出/アントワーヌ・ジンド(発音がわかりません…)
Mise en ScèneAntoine Gindt


フランスに来てから初めて見るオペラが、まさか現代オペラになるとは思いもしませんでした。
例のごとく語学の問題で内容を完全に把握することができなかったのですが、"独裁者"と呼ばれたアウグスト・ピノチェトと、今年の4月になくなった"鉄の女"の異名を持つマーガレット・サッチャーの物語であるということは理解できました。(そのため言語はスペイン語と英語。フランス語の字幕つき。)



まずは歴史の勉強です。
1973年9月11日、チリの首都サンティアゴでクーデターが勃発。当時陸軍将軍であったピノチェトが政権を握り、16年に渡って強権政治を行ったそうです。左派の人たちが誘拐され、拷問を受け、人権侵害を受けた人の数は10万人とも言われているようです。

それからしばらく後、1982年にフォークランド諸島で紛争が勃発。サッチャーはアルゼンチン軍の侵攻に対して強硬な姿勢を取りフォークランドを奪還しました。1992年からは政治の表舞台から退きますが、その頃から認知症が進んでいたそうです。

1998年、ピノチェトは病気療養のためにイギリスに渡りますが、このときスペインの司法局の要請により、チリに在住していたスペイン人に対しても弾圧をした罪により逮捕されます。



恐らくこのオペラはその捕らえられたあとの場面から始まります。
ピノチェトの車椅子生活の様子から始まりますが、過去の出来事がフラッシュバックしてきて、病的に何度も同じ言葉を(美声で)繰り返したり叫んだり、というような演出でした。
サッチャーはお見舞いのために何度かピノチェトの元を訪れていたようで、そのシーンも描かれるのですが、サッチャーもピノチェトも健康、精神状態が正常ではないため、若干の狂気をはらんだような演出となっていました。

同時進行でカメラマンが2人配置、または移動していて、演技者を映したり、床に絨毯のように敷き詰められた戦争の写真を映したものが、中央の大きなスクリーンに映し出されることでさらに表情が良く見えたり、めまぐるしく変わる背景を作り出していました。
さらにそのスクリーンの後ろではオーケストラ(といっても小編成でトロンボーン、バスクラリネット、ヴァイオリン、エレキギター、打楽器、ピアノの6人)が演奏、そして演技者の声もともにライヴエレクトロニクスによるミキシングで音響を変化させ、複雑な感情を描いていたと思います。

このような演出、または脚本にライヴエレクトロは正にぴったりでした。
言葉はわからなくても、あの"異常"めいた雰囲気は十分感じ取れましたし、音楽もすんなりと入ってきて本当に価値のある体験だったと思います。


再演される機会があるのならもう一度見たいですね!
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