まこネット Maconettes

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現代音楽初見 Lecture à Vue Contemporaine

今年度から普通の初見だけでは飽き足らず、新設された必修科目"現代音楽初見 Lecture à Vue Contemporaine"。

先生はこの学校のチューバ・クラスの先生であり、アンサンブル・アンテルコンタンポランのチューバ奏者でもあるGérard Buquet先生で、毎週金曜日にグループレッスンのような形を取って授業が行われており、既に4回ほど授業がありました。

最初の授業はベリオの木管五重奏曲から始まり、シュトックハウゼンのソロ曲、ヴァレーズの小編成管打楽器曲、カーゲルの劇場風の曲など、楽器の指定にこだわらず幅広く取り上げています。
ですが基本的にオーケストラにサックスが普段いないように、木管五重奏にはホルンがいるように、相変わらずサックスの登場する曲で他の楽器とアンサンブルできる曲というのがあまりないため、何かとバソンやホルンのパートを読み替えて演奏せざるをえないのです。

他の楽器よりも何割増しの苦労を強いられている私たちサックス吹きですが、この授業で得られるものは相当大きいと思っています。
まずは何よりもレパートリーの拡張ができること。それはサックスのための作品でなくとも関係なく重要な作品、作曲家に触れることができることが大きいです。
次に現代音楽へのアプローチの方法を知ることができること。古典的な作品は過去の自分の経験で学んできたことを活かすことができますが、現代音楽に関しては必ずしもそうとは言い切れません。
たとえばカーゲルの劇場風作品"アテム ATEM"は音高の指定がないのですが、何でも良いという訳ではなくある程度の距離を計った上で微分音などを選択していくことでより雰囲気を演出することができます。
そしてこのようなアプローチは知っている人が教えてくれなければなかなか辿り着けない解釈です。

そんな訳で3つ目は先生が素晴らしいこと、です。チューバ吹きのはずなのに他の楽器のことをよく理解しているし、書籍なんかも自分が知らないものまで知っていたりします。クセナキスが作曲した曲で"この曲は22世紀の演奏家のために遺した、だから今の演奏者には演奏不可能だ"なんて逸話を聴くことができるのも嬉しかったりします。


そしてもう一つ、この授業には特典がついていて…
2013-10-11 141702

なんとアンサンブル・アンテルコンテンポランの練習の様子を見学することができるのです!
これは貴重な経験でした。この日はヴァレーズの"アンテグラル"という曲を合わせていたのですが、聴いているだけではもちろんわからないほどに超絶的な上手さでした。しかし曲中に同じ楽器同士で顔を見合わせたり、本人たちしか気が付かないミスもあるらしいと視覚的に知ったことで、この人たちも人間なんだと安心しました(笑)

練習は終始和やかでジョークも飛び合っていた様子。難しい曲であればあるほど、息抜きが欲しくなりますよね…。
今後も何度か機会があるようなので、楽しみにしています!
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